こんにちは、回転灯と防犯のプロ、電材ランド店長の春島です。
クレーンについている回転灯
今回は、皆さんが気になっている!?
こちらの回転灯について紹介します。
三色回転灯です。
大型クレーンに付いているの、みたことないでしょうか?
私は職業柄、回転灯があるとすぐに見入ってしまうので、
クレーン車を見るたびに、確認してしまいます。
回転灯を扱っていながら、
クレーンに何故三色灯がついているのか、
どういう用途なのか、恥ずかしながら知りませんでした。
凄く簡単に言いますと、クレーンが倒れないように、
回転灯を使って警告を出しています。
過負荷防止装置-AML
つり上げ荷重3t以上の移動式クレーンには、過負荷防止装置-AMLと言うものの
設置が義務付けられています。
過負荷防止装置は、定格総荷重表を超える過負荷による
クレーンの転倒や破損などの事故を未然に防止する安全装置です。
AMLは、危険度を表す、モーメント負荷率と言うものを計算して表示します。
この負荷率が100%以上になると、ブザー等により警告します。
回転灯の意味
少し話がややこしくなってしまいましたが・・・、
では、三色の回転灯はどんな時に回るのか。
この危険度を表すモーメント負荷率に連動して回転灯が
動作します。
緑色・・・90%未満
黄色・・・90%以上99%以下
赤色・・・100%
この色によってクレーンを使用している人が
状況がわかるようになっています。
回転灯の色で危険を知らせます。
運転手のモーメント負荷率通知方法
運転手の方は画面にて確認すると同時に
音がなります。
緑色・・・音無し
黄色・・・ピンポンパン・・・
赤色・・・緊急車両の音
この音が、運転席の中で鳴っています。
運転手には音と表示で危険を知らせます。
モーメント負荷率100%の時
モーメント負荷率が100%になった時どうなるか。
それ以上の負荷がかからないように、動作がSTOPするようになっています。
いかがでしたでしょうか。
恐らく業界の人じゃないと絶対にわからないことだと思います。
危険なので、側に寄らないのが一番ではありますが、
もし、クレーンが動作していることがあったら、
車体についている回転灯を確認してみて下さい。
リアルタイムのモーメント負荷率がわかると思います。
三色灯を交換したい!
『クレーンについている三色灯を交換したいから
購入したいのだけれど。』と言うお問い合わせをいただくことがあります。
当店で販売している三色灯と、形は全く一緒なので、
適合すると思うのは当然なのですが、実は、クレーンについている
三色灯は、特別仕様の為、一般に流通している三色灯では
適合しません。
この為、三色灯を交換したい場合は、
車輌本体を購入されたルートより取り寄せをお願いします。
ここからは、内容は少し変わりますが、
現場で安全対策について記載した別の記事を紹介したいと思います。
建築、土木現場での安全対策
重機と人の接触事故を防ぐために回転灯を使っている例があります。
詳細はこちらの記事にまとめてありますので、
こちらをクリックしてご確認下さい。
建築現場出入口での安全対策
現場の出入口にて、車両と人が接触事故を起こさないように
施された安全対策があります。
詳細はこちらの記事にまとめてありますので、
こちらをクリックしてご確認下さい。